日本人の海外就職先として、どの国を思い浮かべますか？ 台湾は日本から近く、文化的な共通点も多い国です。近年、台湾での就職を希望する日本人が増えてきています。そこで今回は、日本人向けに台湾就職のポイントと、知っておきたい台湾ビジネスの基礎知識をわかりやすく解説します。
台湾ビジネス事情：台湾と日本のビジネスにおける関わり
台湾と日本は、ビジネスにおいて様々なつながりが深い国です。たとえば、日用品や製造パーツなどの商品を日本は台湾経由で流通したり、海外支社の拠点として台湾での法人設立・運営をしたりしています。台湾には世界最大級の半導体製造業を行う TSMC があり、教育システムによって理系人材も多い環境にあるため、日本の IT業界との連携も多いです。今後はさらに、AI・IoT・FinTech など様々な IT分野でもパートナーシップは強まっていくでしょう。
知らないと損！日本人にとっての台湾就職事情と台湾で働く魅力とは？
日本と台湾の就職方法は全く違います。日本では、新卒採用や中途採用など、採用コースがいくつかありますが、そういったものは台湾にはありません。面接回数も日本のほうが多く、圧迫面接や個人のプライベートに踏み込むような質問も行われません。台湾の就職の流れをわかりやすく説明すると、下記になります。
- 104、1111、Yourator のような求人サイトで求人情報を見つける
- 求人サイトで履歴書（レジュメ）を用意して企業にオンラインで共有する
- 一次面接は人事または採用担当者との面接を行う
- 二次面接は CEO または幹部層との面接を行う
- 合格した候補者はオファーをもらい契約書に署名をしたら入社契約が結ばれる
このように、選考の流れは日本よりも少ないケースが多いです。これらを踏まえて、台湾での就職活動や企業文化について以下３つ挙げます。
- 新卒・中途に関わらず、基本的に実力主義。候補者は会社に「過去の経験をどのように活かせるか」をはっきり説明できれば、通過する確率が高い
- IT 関連の求人が多く、台湾の企業では基本的に IT 技術への理解があることが多い
- IT 関連企業やスタートアップの労働環境はフレキシブルでフラットなことが多い。リモートワークやフレックスタイムなどの制度を導入している企業が増えている
日本人の台湾就職について：採用・求人情報ナビサイト一覧
IT 仕事に関心がある候補者の多くは Yourator のようなデジタル人材マッチングプラットフォームを利用しています。サービス業界・製造業界・日用品業界など人の生活に関わる業界で働きたい候補者は、104、1111 またはヘッドハンティングサービスをよく利用します。採用・求人ナビサイトの詳細はこちらの記事に掲載されています。
